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排水処理の発泡

  • 執筆者の写真: 赤石 維衆
    赤石 維衆
  • 2020年4月10日
  • 読了時間: 2分

生物処理では2種類の発泡があります。ここではその仕組みと対策について述べます。

①洗剤による発泡:石鹸や界面活性剤による一般的な発泡です。陰イオン界面活性剤はMBAS(メチレンブルー活性化物質)という項目ではかることができます。2mg/Lを超えると発泡しやすくなるといわれています。これに対応する対策は、シリコン系の消泡剤を入れることです。界面活性剤には非イオン性もあるのでご注意下さい。

②生物活性による発泡:微生物の産生した物質にばっ気のエアがからみ、発泡する現象で、かなりややこしいです。微生物には、菌外多糖質(EPS)とは、脂肪酸を分泌、あるいは物質を吸収するときの残さとして算出することが多いです。EPSは菌が自己を防衛するために出すことがあり、生物処理では多いと思われます。さらにバルキングとして、通常とは異なり糸状菌が優占種なり、これらを平常時より多く産生することがあります。各種バルキング対策の文献を参考頂きたいですが、栄養バランスを整えるのが一つの方法のようです。一般にBOD:T-N:T-P=100:5:1と言われていますが、これらの比率を大きく逸脱したもの、あるいはT-N、T-PでもSS性が多く占め、微生物の栄養塩で使えるのが表記ほどではないことが一つの原因なので、栄養塩を注入してやることが一つの対策です。分析で調べるときは、ITNやITPで行ってください。

 
 
 

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