消毒とpH
- 赤石 維衆
- 2020年4月10日
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排水処理で多用されている消毒として、次亜塩素酸ナトリウムがあります。昔は塩素ガスだったようですが、危険なので、次亜塩素酸ナトリウムになったようです。
この次亜塩素酸ナトリウムは有効塩素といっいぇ、実際に殺菌で作用する塩素濃度があり、概ね12%です。
しかもpHによって、殺菌力が大きく異なるので注意が必要です。
殺菌力は次亜塩素酸HOClが最も高く、塩素酸OClの約80倍です。
pHが高くなると、pHを低くする方向に平衡移動しますので、H+が放出されます。つまり、OClが増えます。pHが低くなると逆ですね。ですから高くなると殺菌力が小さくなります。ご注意下さい。
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